南日本銀行の不動産担保ローンはどんな商品?
所有している不動産を有効活用して、事業資金を調達したいとお考えではありませんか。
まとまった資金が必要になった時、不動産を担保にすることで大きな金額を借り入れできる可能性があります。
「南日本銀行」では、個人向けの「不動産担保ローン」という名称の商品は現在提供されていませんが、事業者向けに不動産を担保にできるローンや、無担保で利用できる多様なローンが用意されています。
鹿児島県内で事業を営む方にとって、地域に根ざした金融機関からの融資は心強い味方となるでしょう。
南日本銀行の事業者向けローンはこんな人におすすめ!それぞれの特徴を比較
南日本銀行では、事業者の様々な資金ニーズに応えるため、複数のローン商品を提供しています。
それぞれ特徴が異なるため、ご自身の状況に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
例えば、TKC会計事務所の関与先であれば「なんぎんTKCローン」、法人会や税理士会の会員であれば「なんぎん法人会・税理士会パートナーローン」といった、特定の条件を満たす方向けの有利なローンがあります。
また、より手軽に利用したい方向けに、無担保・保証人不要の「ビジネスフリーローン」や「ビジネスカードローン」も用意されています。
各ローンの特徴をチェック
- なんぎんTKCローン:TKC会員向け。担保原則不要で最大1,000万円まで。
- 法人会・税理士会パートナーローン:法人会・税理士会会員向け。こちらも担保原則不要。
- ビジネスフリーローン:無担保・保証人不要で最大500万円。幅広い事業者が対象。
- ビジネスカードローン:必要な時にATMで手軽に借入・返済ができるカードタイプ。
これらのローンは、いずれも事業性資金(運転資金・設備資金)に利用できます。
TKC会計事務所の関与先なら「なんぎんTKCローン」が断然お得!
もしあなたがTKC会計事務所の関与先で、設立後3年経過している事業者であれば、「なんぎんTKCローン」が第一の選択肢となるでしょう。
このローンは、原則として担保が不要でありながら、最大で1,000万円までの融資が可能です。
金利は財務内容によって個別に決定されるため、健全な経営を行っている企業ほど有利な条件での借入れが期待できます。
融資期間は5年で、返済方法は元利均等分割返済または元金均等分割返済から選べます。
融資を受けるためには、「短期経営計画書」や「企業格付自己診断表」の提出が求められます。これは、自社の経営状況を客観的に把握し、将来の事業計画を明確にする良い機会にもなります。
申込は南日本銀行の窓口で行う必要があり、融資判断に必要な書類やTKC会計事務所が作成した決算書3期分などを準備します。
本店所在地が鹿児島県内にある方が対象となりますので、地元の事業者にとっては利用しやすい商品です。
ココがポイント
「なんぎんTKCローン」は、TKCのシステムを利用して信頼性の高い決算書を作成している企業への信頼を形にした商品と言えるでしょう。普段から税理士と共に経営状況を管理している事業者にとっては、非常に魅力的な選択肢です。
もっと手軽に借りたい!そんな事業者には無担保ローンが便利
「担保にする不動産がない」「もっとスピーディーに資金を調達したい」という事業者の方もいらっしゃるでしょう。
そのようなニーズに応えるのが、「ビジネスフリーローン」と「ビジネスカードローン」です。
これらのローンは、個人事業主または会社役員であれば申し込むことができ、担保や連帯保証人は原則不要です。
借入申込時に満20歳で、完済時80歳までの方が対象となります。
ビジネスフリーローンとビジネスカードローンの違い
「ビジネスフリーローン」は、一度にまとまった資金を借り入れ、計画的に返済していく証書貸付方式です。
融資金額は10万円から500万円で、融資期間は6ヶ月から15年となっています。
一方、「ビジネスカードローン」は、契約した利用限度額の範囲内であれば、ATMなどを利用して必要な時に必要なだけ、繰り返し借り入れができるカードタイプです。
どちらも最大500万円まで利用可能で、金利は審査によって年2.8%から14.5%の範囲で決定されます。
ココに注意
金利や融資条件は変動する可能性があります。お申込みの際は、必ず南日本銀行に直接お問い合わせいただくか、窓口で最新の情報を確認するようにしてください。
銀行での借入れが難しい場合の選択肢!ノンバンクの不動産担保ローン
銀行での借入れが難しい場合や、より迅速な対応を求める場合には、ノンバンクの不動産担保ローンも視野に入れると良いでしょう。
ノンバンクは銀行とは異なる審査基準を持っていることが多く、審査の柔軟性や融資までのスピードが魅力です。
赤字決算や税金の滞納がある場合でも、不動産の価値を重視して審査してくれるところもあります。
事業拡大のための設備投資や、急な運転資金の確保など、様々な場面で活用できます。
担保なしですぐに資金が必要な時のための選択肢
事業を行っていると、担保にする不動産はないけれど、急に運転資金が必要になる場面もあります。
そういった場合には、担保や保証人が不要な無担保ローンが非常に役立ちます。
審査が早く、最短で即日に融資を受けられる商品もあり、急な出費にも対応可能です。